エコモット、衛星ブロードバンド「Starlink」を活用した遠隔現場検査システムを開始

エコモット株式会社とKDDI株式会社は、リモートで建設現場などの検査ができる遠隔臨場システム「Gリポート」と、Starlinkサービスを法人向けに提供する「STARLINK BUSINESS」を組み合わせたソリューションの提供を、2023年3月29日より開始する。

このソリューションを活用することで、山間部やトンネル坑口付近など、電波が届かない建設現場などにおいて、「Starlink」が提供するインターネットサービスにより、「Gリポート」の利用が可能になる。

各サービスの説明

エコモットが提供する遠隔臨場に特化したモバイルコミュニケーションツール。対象にフォーカスして検査することに適したハンディ型基本パッケージに加えて、両手が自由に使えるウェアラブルカメラ（オプション）の利用により、1台のデバイスで2つの撮影スタイルに対応することが可能。

スペースXが開発した、高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネット。「Starlink」の通信衛星は、高度550kmの低軌道上に配置されており、従来の静止軌道衛星に比べて地表からの距離が65分の1程度近づくため、低遅延と高速伝送を実現する。

法人企業や自治体向けに「Starlink」の高性能なネットワークを提供する、KDDIのサービス。通信環境の構築が課題とされていた山間部や島しょ地域、自然災害時などにおいても通信を提供する。

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