東急株式会社、東急電鉄株式会社、Sharing Design株式会社(以下、SDI)は、東急線沿線の駅を中心とした各所で、基地局シェアリングによる5Gサービスを2024年3月から段階的に開始することを発表した。
基地局シェアリングとは、移動体通信事業者が各社個別に、基地局に関連するインフラ設備を構築するのではなく、シェアリング事業者が構築したアンテナや配線などの基地局設備を共用する仕組みである。
東急は、5G環境を含むデジタル都市基盤の整備を進めることで、エリア価値の継続的な向上を目指すとしており、東急電鉄は、同サービスを通じて鉄道施設(駅・トンネルなど)のさらなる快適化を進める計画だ。また、Sharing Designは、基地局シェアリングによる5G通信基盤の早期整備を支援するとしている。
対象となる駅施設は、田園都市線、東横線、目黒線、大井町線、池上線、東急多摩川線、東急新横浜線、こどもの国線の各駅である。ただし、使用できる移動体通信事業者(携帯キャリア)は施設により異なるとしている。
商業施設としては、渋谷スクランブルスクエア、東急歌舞伎町タワー、渋谷フクラス、渋谷ヒカリエ、渋谷ストリーム、グランベリーパークが対象となっており、渋谷スクランブルスクエアと東急歌舞伎町タワーはすでに同サービスの提供を開始しているとのことだ。
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