株式会社村田製作所は、LoRaWANと衛星通信に対応した通信モジュール「Type 2GT」を開発し、2024年3月から量産を開始していると発表した。
「Type 2GT」は、Semtech社のチップセット「Connect LR1121」を搭載しており、860MHz~930MHz及び2.4GHz(ISM Band)の範囲で最大22dBmの長距離通信と衛星通信が可能だ。
また、欧州、米国、カナダ、日本での規格認証を取得済みであるほか、独自の技術によるモジュールの小型化などが特徴だ。
利用用途としては、スマート農業、環境センシング、スマートホームなどの各種IoT機器が挙げられている。
Semtech社のCarlo Tinella氏は、「この進歩により、IoT業界において、サブGHzおよび2.4GHzのLoRa周波数で動作するアプリケーションの開発プロセスを合理化し、セキュリティを確保できる。ムラタの取り組みによって、開発者に力を与え、スマート農業から都市インフラまで、あらゆるものに迅速かつ汎用性の高いIoTソリューションを適用できるようになる」とコメントしている。
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