日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)において開催される、1万人の「第九EXPO2025」(以下、MBS」)へ、IOWNによる技術協力を決定した。
IOWNとは、ネットワークを光化する「光電融合技術」をネットワークから端末まで全てに活用することで、大容量、低遅延、低消費電力の通信を実現するNTTが進める新しい通信サービスだ。
NTTグループは、2023年7月20日の報道発表で、2025年大阪・関西万博の夢洲会場において、IOWNの構成要素の一つである「低消費電力」「大容量高品質」「低遅延伝送」を備えたオールフォトニクス・ネットワーク(以下、APN)を、パビリオン・催事施設等の主要施設間に提供すると発表した。
今回は、この取り組みの第一弾として、大阪・関西万博会場内にて、2025年4月13日の開幕初日に開催される「1万人の第九 EXPO2025」において、IOWNによる技術サポートを実施する。
具体的には、会場内にAPNを導入し、夢洲会場内での遠隔合唱をサポートする。世界的指揮者 佐渡裕氏・オーケストラと1万人の大合唱団を配置する大屋根リング、およびウォータープラザの映像・音響装置を会場内APNで接続することで、音と映像の遅延をなくす。
また、2024年12月に提供を開始するAPNの技術を用いた通信サービス「All-Photonics Connect powered by IOWN」により、遠隔での番組制作をサポートする。夢洲会場からMBS本社のサブコントロールルームに合唱をリアルタイム伝送することで、遠隔での番組制作(リモートプロダクション)を実現する。
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