クラウド通信サービスプラットフォームのプロバイダーであるTGT Technology Globalは、2025年の世界モバイル通信会議(MWC)にて、「グローバル5Gクラウド通信+衛星IoTソリューション」を正式に発表した。
このソリューションは、5Gと衛星IoTのデュアルモード構成を採用し、地上ネットワークが利用できない状況では自動的に衛星通信に切り替え、データのリアルタイム伝送を確保するものだ。
世界350以上の通信事業者と衛星ネットワークを統合し、日本国内から海外の遠隔地域までをカバーしている。
通信の切り替えは、クラウドプラットフォームを通じて5Gまたは衛星の中から最適なネットワークを自動で選択することで、通信コストを削減し、効率を向上させている。
導入時には物理SIMカードや専用ハードウェアを必要とせず、クラウド経由でグローバルデバイスを管理することで運用することが可能だ。
これにより、地上と衛星のネットワークが相互にバックアップとして機能するため、自然災害やネットワーク障害が発生しても中断されない仕組みを構築することができる。
利用シーンとしては、海上物流・スマート農業・エネルギー監視・災害救援などの分野が挙げられている。
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