近年、少子高齢化がエネルギー業界や社会インフラにも影響を及ぼしている。電力スマートメーターは電源があるため普及しているが、ガスと水道メーターのスマート化はほとんど進んでいない。検針員の高齢化による人手不足、遠隔地や雪地帯の検針効率が悪いなど、ガスと水道メーターのスマート化も必要とされているが、メーター交換にかかる各種コストと法定交換時期、交換後の通信問題リスクなど、様々な課題がある。
このような中、株式会社リンクジャパンは、既設メーターに後付け設置可能な遠隔検針システム「eMeter(イーメーター)」の販売を開始する。
eMeterは、通信方式NB-IoTを使用した、電池駆動の遠隔検針システム。携帯電話基地局のネットワークを活用して全国エリアをカバーするため、ガスと水道の遠隔検針を実現した。
特殊なカメラでメーター部を撮影し、クラウドでAI技術による画像解析を行う。撮影した画像はクラウドに保存できるため、利用者はスマートフォンでガスと水道の使用量を確認できる。また、毎日検針可能で、高齢者の見守りにも活用できる。
eMeterは、ガス、水道、電気、工場の気圧メーターなど各種メーターに対応だ。
本体価格は1万円以下を目指し、通信費込みの5年間プランを用意している。
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