アクセンチュア株式会社は、家庭および業務用空気清浄機を展開するブルーエアに対して、クラウドベースの新IoTプラットフォーム、およびデジタル技術を活用した製造プラットフォームを提供し、ブルーエアは同プラットフォームを使って細菌やウイルスを常時遮断するコネクテッド空気清浄機「HealthProtect」(日本での製品名は「Blueair Protect」)を開発し、販売を開始した。
今回、アクセンチュアはアマゾン ウェブ サービス(AWS)を利用してクラウド上にIoTプラットフォームを構築した。これによりブルーエアの利用者は、モバイルアプリや多言語の音声コマンド(日本では未対応)を使って室内の空気をリモートで管理し、フィルター交換が必要になると通知を受けることができる。
また、機器のファームウエアはリモートでデバッグ、自動更新される。さらに、ブルーエア用にデジタル技術を活用した製造プラットフォームを開発し、コネクテッド空気清浄機の組み立てや検品作業の自動化を実現した。
これらのプラットフォームによって、ブルーエアは生産性の向上、クラウド関連支出の削減、フィルターの売上増加に寄与するという。また、ブルーエアは今回開発されたIoTプラットフォームの再利用可能なアセットを活用することで、よりスピーディーな製品やサービスの向上を実現するとのことだ。
アクセンチュアは、今後3年間で30億米ドルを投資して顧客の迅速なクラウド移行を実現し、顧客や関連事業者にもさらなる価値をもたらす体制を整備するとしている。
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