AIoTクラウドのIoT開発運用SaaS「WIZIoT」、シーケンス制御を製品発売後に追加できるバリューアップデート機能を提供開始

調理機器などのIoT化においては、調理残時間など、機器の運転状況の確認や、完了通知などの基本機能に加えて、レシピと連動した最適制御をカンタンに設定できる機能が求められている。

株式会社AIoTクラウドは、機器メーカー向けに、IoT製品の開発・運用に必要なクラウド、スマートフォン用アプリケーション、ダッシュボード、通信モジュール用ファームウェア、サポートをワンストップで提供するIoT開発運用SaaS「WIZIoT」に、新たにレシピ・運転コースなど機器のシーケンス制御を製品発売後に追加できる「バリューアップデート機能」を統合し、3月29日から提供を開始する。

同バージョンアップにより、多彩な調理メニューの写真・作り方などのレシピデータに加えて、最適な調理温度・時間などの調理シーケンスデータをクラウドで管理し、機器に配信できる仕組みをSaaSとして提供する。機器メーカーの担当者が、簡単なUIでレシピデータを登録し、IoT機器アプリ向けに配信できるコンテンツ管理・配信コンソールを提供することにより、エンドユーザーはアプリで多彩なレシピ一覧から好みのレシピを選んで、最適な調理シーケンスデータを機器にダウンロードして、自動調理が実行できる。

また、調理機器のレシピだけでなく、洗濯機における衣類に最適な洗濯コース、冷蔵機器の温度管理コース、マッサージ機器のプロマッサージコースなど、特定のシーケンス制御を後から追加する用途に利用できる。機器のハードウェア変更と比較して、クラウド経由のコンテンツ・機能はすばやく追加できる。クラウドに登録したコンテンツは他の機種でも継続的に活用することができるため、効果的なバリューアップが期待できる。

さらに、遠隔からの機器の状態確認や運転完了通知などの基本的なIoT機能に加えて、多彩なレシピや運転コースを一覧から選んでクラウド経由で機器にダウンロードするIoT機器アプリを短期間で実現する。調理機器の場合、レシピをテーマ別に一覧できるレシピリスト画面、レシピ検索画面、食材・作り方の確認画面、調理シーケンスデータの機器へのダウンロード機能など、IoT機器に欠かせないユーザーインタフェースを、テンプレートとして用意している。テンプレートをベースにアレンジすることで、容易にIoT機器アプリを作成できる。

また、IoT機器のデータ可視化を行うダッシュボードに加えて、新たにコンテンツ管理・配信コンソールを統合したIoT運用業務トータル支援ツール「WIZIoTマネージャー」が利用できるようになる。コンテンツ管理・配信機能とダッシュボード機能は相互にシームレスな利用が可能となる。機器接続台数、アクティブユーザー数など、IoT機器の運用における基本情報に加えて、配信したレシピや運転コースがどのくらいのユーザーに使われているかなどマーケティング施策の効果をダッシュボードで確認できる。

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