シャープ株式会社は、同社が提供するクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」の一部として、太陽光発電システムの電力を家電や住設機器の稼働に活用し、電気代の抑制を図るソーラ連携の対応機器を、他社製の給湯器にも拡大することを発表した。
この連携機能は、独自のAIによる予測に基づき、発電が余る時間帯に給湯器の沸き上げを行うことで、発電した電力を有効に活用するというものだ。電力会社から電気を購入して行う夜間の沸き上げ量を減らすことで、給湯器の電気代を抑える。
ソーラ連携の対応機器は、2023年11月に開始したエアコンに次ぐ第2弾である。今回、ダイキン工業、コロナ、日立グローバルライフソリューションズ、三菱電機のエコキュート、リンナイ、ノーリツのハイブリッド給湯機と連携し、6社の給湯器で余剰電力を活用した沸き上げを実現する。
これにより、オール電化世帯だけでなく、ガス・電気併用世帯でも給湯器での余剰電力活用が可能となる。また、余剰電力の給湯器での活用において、これまでは蓄電池システムの導入が必要だったが、太陽光発電システムのみの世帯にも対象を拡大し、組み合わせの自由度を上げている。
なお、今回の連携機能を活用するには、シャープ会員サイト「COCORO MEMBERS」への登録および、クラウド連携エネルギーコントローラ「JH-RV11/JH-RVB1」が必要となっている。
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