IoT News Global
5月9日、米アマゾンがカメラとタッチスクリーンが組み込まれたEcho Showという新しいエコーデバイスを発表した。スクリーンの追加で、これまでアマゾンで可能だったスマートホーム機械のコントロールの他、ビデオ鑑賞、防犯カメラの確認、歌詞の表示、天気予報、買い物リスト、to-doリストや写真表示などが音声コントロールできるようになった。最近追加されたブルートゥース機能で他のデバイスに接続・音楽ストリーミングも可能になった。
Echo Showにカメラが追加されたため、エコーデバイスあるいはAlexaアプリを使っている家族と友達にハンズフリーでビデオ通話が可能になった。外出している時に、家族のEchoデバイスに無料でメッセージや通話もできる。このサービスはDrop Inという機能によって実現され、Echo Showはインターネットに繋がっているビデオインターコムとして使える。
なぜ音声アシスタントにスクリーンを付ける必要があったのか?
まずは、旅行を計画している時のホテル値段や経路オプション、数日間の天気予報など音声で理解し比べづらい情報があるため、それを視覚情報として表示したほうがわかりやすくなる。ディスプレーの追加でユーザーが音声かタッチで、自分にとって最適な操作方法を選べる。
また、もともとe-コマース会社であるAmazonにとってディスプレイ商品を紹介する機会でもある。
Echo Showはアメリカで7月28日から発売されるが、現在はプレオーダー募集中だ。価格は229.99.ドル。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。