飛島建設株式会社では、 2019年の「新中期5か年計画」の中で、日本の目指すSociety5.0の実現に向け、DXを推進し、経営プロセスから仕事のやり方まで積極的にデジタル技術を導入している。情報共有やコミュニケーションのための多機能ハンズフリーシステム、AIを利用したヒューマンエラーをモニタリングするシステムの採用など、建設現場におけるデジタル化に取り組んでいる。
PTCジャパン株式会社(以下、PTC)は、飛島建設の建設業務にPTCのAR技術「Vuforia Studio」を導入し、3D建築物を構築するBuilding Information Modeling(以下、BIM)データの有効活用により建設現場の生産性の向上を見込むDXの実現に向けて支援すると発表した。
Vuforia Studioは、多機能なARコンテンツを早期で作成し、IoTプラットフォームと連動することでリアルタイムにコンテンツを配信できるARプラットフォームである。
Vuforia Studioの採用により、飛島建設はBIMデータをARやMRで活用し、3Dデータでうつしだされた建造物を現地や会議室に展開できるなど、より鮮明なビジュアルのもとで顧客とのコミュニケーションが可能になる。また、施工時にはARやMRを利用して、設計データとの整合や建物の外観、内観イメージの照合など微細な点まで確認できるため、作業効率や品質の向上にも寄与するとのことだ。
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