株式会社ゼンリンが提供している「ゼンリン 3D地図データオンライン提供サービス」は、必要な範囲と仕様を指定するだけで、3D地図データを利用ソフトに最適なフォーマット(FBX形式/3DS形式/DXF(2D/3D)形式等)でダウンロードできるサービスである。必要な時に必要なデータだけをスピーディにダウンロードすることが可能で、業務効率化や人件費削減を支援する。
このほど、同サービスにおいて、建設業界におけるBIM(※1)/CIM(※2)の業務効率化を支援する3つの新機能を提供開始した。
- 航空写真貼付機能
- オブジェクト編集機能
- マテリアル編集機能
国土地理院の航空写真や、ユーザーが保有する航空写真を地表面に貼り付けた状態で、3D地図データをダウンロードできる。航空写真と3D地図データ同士の位置合わせ作業等をせずに、よりリアルなモデルを表現することができるという。
簡単な設定で、建設予定地にある既存の構造物を削除でき、建物・道路・樹木等の必要なオブジェクトをダウンロードできる。プレゼン資料の作成や、設計業務の効率化に役立つ。
建物・道路・水域・敷地などのレイヤー種別ごとに、3Dモデルのマテリアル(オブジェクトの表面色やテクスチャ)を編集できる。サービス上でサンプルモデルを見ながらマテリアル色を変更できるほか、ユーザー保有のテクスチャ画像を貼り付けることによる見栄えの変更も可能だ。これにより、データダウンロード後の編集作業の省力化を実現する。
※1 BIM:3次元の形状情報に加え、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること。Building Information Modelingの略称。
※2 CIM:建築分野で進められているBIMの概念を土木工事にも取り入れたもの。Construction Information Modeling /Managementの略称。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。