株式会社竹中工務店と鹿島建設株式会社は、株式会社アクティオ、株式会社カナモトと共同開発したタワークレーン遠隔操作システム「TawaRemo(専用コックピットタイプ)」を、大阪市内の建設現場の解体作業に本格導入した。
今回、「TawaRemo(専用コックピットタイプ)」を用いて実際に建設資材を揚重した結果、従来のクレーン頂部に設置された運転席から操作する場合と同等の作業を行えることが確認された。
また、高所にある運転席への昇降が不要となることで、オペレーターの作業環境が改善したとともに、運転席への昇降に要する時間(約30分)も削減された。
今後は、2022年初旬には、カナモトが「TawaRemo(専用コックピットタイプ)」を5台~10台を目標に増産し、アクティオが「TawaRemo」の使用時期に応じて同社が保有するタワークレーンの改造を順次実施する計画だ。
また、これらを用いて鹿島および竹中工務店にて、適用現場数を拡大し、技術連携先である清水建設および、建設RXコンソーシアム参画企業とも連携をしていくという。さらに、異なる現場で稼働する複数のタワークレーンの遠隔操作を集約して行う拠点の構築を目指し、諸官庁を含む関係各所との協議を進めていくとのことだ。
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