建築現場では、高所作業車を一つの現場内で100台以上が同時稼働することもあり、元請会社が協力会社に貸与している。その際、鍵の貸し出しや返却などが発生し、運用の効率化が求められていたという。
そこで鹿島建設株式会社、株式会社レンタルのニッケン、株式会社MIYOSHIの3社は、スマートフォンの専用アプリからQRコードを表示することで、高所作業車を起動できるスマートキー「QRKAZAS」(キューアールカザス)と、既存の高所作業車に後付けできるQRコードリーダーを共同開発した。
鹿島が導入を進めている作業員専用スマートフォン「K-Mobile」(ケイモバイル)には「QRKAZAS」がインストールされており、アプリを通して始業前点検を行うと、QRコードが発行される。
取得したQRコードを高所作業車に後付けしたQRコードリーダーにかざすことで、高所作業車を起動させることができる。
今後3社は、「K-Mobile」を通じて「QRKAZAS」の普及を図り、スマートキーに対応した高所作業車の現場導入を進めていくとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。