株式会社アラヤは、同社が提供するBIM・CIM連携クレーンシミュレータが、JFEエンジニアリング株式会社の橋梁現場における計画検討シミュレータとして導入されたことを発表した。
BIM・CIM連携クレーンシミュレータは、BIMやCIMデータなどをインプットにして、Unityシミュレータ上でクレーンの3D動的シミュレーションができるサービスだ。
クレーンメーカによらず、BIMデータまたは3D CADモデルから動的モデルを作成することが可能だ。
機能としては、BIMやCIMデータ及び現場点群データの反映や吊荷アタッチ、吊荷経路設定や吊荷経路表示、衝突判定を行うことができる。
今回、JFEエンジニアリングは、設計情報を用いたクレーン配置検討として、吊荷の経路確認や干渉チェックなどを実施するべく、BIM・CIM連携クレーンシミュレータを導入した。
また、現場にて別途取得した点群データをシミュレータへ反映できることから、日々変化する現場状況に対応した確認・検討にも活用された。
JFEエンジニアリングは、「旋回体・ブーム・フックなど、任意の3Dモデルに対してクレーンのパーツ情報を割り当てることが可能であり、3D動的モデルとして使用できるクレーンの種類が大幅に増えました。
また、橋桁の地切りから架設までのクレーンの動きをパラメトリックに管理が可能なので、都度変化するクレーンの動きに対して編集対応が容易になりました。」と述べている。
今後は、アラヤのAI・アルゴリズムをシミュレータへ融合させるとしている。
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