野原グループ株式会社と株式会社乃村工藝社は、建材メーカや専門工事会社といった建設サプライチェーンの関係者の協力を得て、2023年1月から2月にかけ、内装施工における壁、床、天井の主要建材のプレカット工法と在来工法の比較実験を、ノムラトレーニングセンターにて協働で行った。
この実証では、野原グループのBIM設計-製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」の技術サービスを活用し、プレカット工法を採用した施工を行った。
その結果、現場廃棄材26.5%削減、廃棄材由来のCO2排出量29.6%削減、現場での作業時間13.7%削減という結果が得られた。
一方、プレカット工法の効果を高めるためには、建材ごとに異なった改善策を検証する必要性も明らかとなった。
野原グループと乃村工藝社は、今後も検証を重ね、BIMを活用した内装プレカット工法を、ディスプレイ業界向けのDXサービスとして確立するとしている。
なお、野原グループは、今回活用した「BuildApp」を、2023年12月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催予定の「第3回建設DX展(東京)」に出展する。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。