nat株式会社は、同社が開発・提供を行う、スマホのLiDARセンサを活用したAI測量アプリ「Scanat」(v1.9.0)に、曲面計測機能を実装したことを発表した。
曲面計測は、住宅やオフィスなどの建築物、特にトンネルなどの構造物において課題となる。今回の機能は、「Scanat」の利用者からの要望により開発されたものだ。
新たに実装された曲面計測機能では、NURBS(Non-Uniform Rational B-Spline、非一様有理Bスプライン)という数学的モデルを採用している。NURBSは、曲線や曲面を生成するためにコンピュータグラフィックスで一般的に用いられ、CADやCAM、CAEといった分野で活用されている。
今回、iPadやiPhoneのタッチパネル上で曲面計測が可能になるよう、アプリ内で「制御点」という概念を新たに導入した。直線計測と同様に始点と終点を指定し、次に「制御点」を指定するだけで、曲面計測が実行可能だ。
なお、この新機能は追加料金なしで利用することができる。
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