株式会社ARCRAは、那須建設株式会社との共同プロジェクトにおいて、AIを活用し、工程表と連動して自動的にフォルダを生成・写真をファイリングすることができる建設現場管理アプリ「ConPhoto Box」の開発を開始した。
「ConPhoto Box」は、現場で撮影された写真に写った黒板などから文字を読み取り、注記を抽出する。読み取った文字データは保存され、写真検索をすることも可能だ。
また、工程表データをアップロードし連動させることで、現場で撮影した写真の属するプロジェクトを推測し、該当プロジェクトに必要なフォルダを自動生成するほか、保存先もAIが提案する。
さらに、天気や温度データを活用し、撮影状況からAIが工事の進捗を判断する。
那須建設 建築部の遠藤善広氏は、「まずは、従来の作業プロセスの見直しやAIの活用によって作業時間を短縮し、労働環境の改善を図ることで、より安全で生産性の高い現場を実現したい。今回共同開発を行うAIシステムで結果を出し、今後はノウハウの集約やデータ蓄積を通じて人材育成にも役立てるシステムを構築し、最終的には地域建設業の持続可能な発展に貢献していきたい。」と述べている。
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