株式会社アイエスエイは、IoTデバイスの要の技術、LPWA(省電力遠距離無線通信)を採用するセンサデバイス開発用として、長期間間欠動作するための塩化チオニル・リチウム電池を利用した電源回路開発評価キット「EB100」を、12月1日から株式会社エムネットを通して発売する。
塩化チオニル・リチウム電池評価用ボード「EB100」は、LPWAのLoRa無線方式センサデバイスやSigfoxセンサデバイスで塩化チオニル・リチウム電池を有効に用い、間欠動作で10年以上稼働する電源回路を開発するためのキットだ。通常は数年で電池交換が必要な機器も、同キットを利用することで稼働時間を延ばす電源回路の開発が可能だという。
特徴は以下の通り。
- 塩化チオニル・リチウム電池と電気二重層キャパシタの組合せ使用を想定した回路が、同社市販製品のWD100開発時のものが搭載されている。
- 間欠動作を実現するため、キャパシタへの効率的充電回路と、その制御回路を内蔵している。
- メインのCPUから回路を制御するためのインターフェース内蔵。
- 超低電流計測のためのデジタル表示計測モジュールが付属していて、動作を確認できる。
- 評価用の塩化チオニル・リチウム電池が付属している。
- LPWA送信デバイスによる間欠送信時の消費電力を詳細に把握できる。
- フリースペースが設けてあり、ターゲットデバイスや周辺回路の開発・実験が容易。
- 各種計測装置を利用して開発を行う場合を想定し、数多くのテストポイントが用意されている。
同キットの価格は、168,000円(税別)だ。
【関連リンク】
・アイエスエイ(ISA)
・エムネット(MNET)
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