「ものづくり」の現場では、「製品が、いつ・どこで・どのように製造されたか」を追跡して可視化するトレーサビリティの確保がより求められている。そのためには製造装置や製造ラインから発生するIoTデータを、10年や20年という長期間にわたって管理する必要がある。
IoTデータの管理には、サーバーやストレージ等のリソースを増やすことでデータ量の増大に対応できるスケールアウト型データベースが適しているが、データ量の増大のたびにリソースを増やし続けることは、システムの運用・保守面にマイナスの影響をおよぼす可能性がある。
今回、東芝デジタルソリューションズ株式会社は、IoTやビッグデータに適したスケールアウト型データベース「GridDB」の機能強化版として、センサーデータやログなどの膨大なIoTデータの長期アーカイブを実現するGridDB V4.1の提供を開始した。
GridDB V4.1は、稼働しているデータベース全体に負荷を与えることなく、長期保存が必要なデータを外部のアーカイブファイルに保存する「長期アーカイブ機能」を備えており、データベースの容量削減とデータの長期保存の両立を実現。また、データベースの稼働中にカラム(※1)を追加できる「オンラインカラム追加機能」の搭載や、SQL(※2)処理の性能改善が行われている。
※1 カラム:データを行と列からなるテーブルで表現した際の列に相当するもの
※2 SQL(Structured Query Language):データの定義や操作を行うデータベース言語
【関連リンク】
・東芝デジタルソリューションズ(Toshiba Digital Solutions)
・スケールアウト型データベース「GridDB」
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