ArmとVodafoneは、IoTソリューションの導入時に企業が直面する複雑性やコストを軽減するための、提携合意を発表した。
今回の提携合意は、統合型SIM(iSIM)テクノロジーに関する両社のこれまでの協業を拡大したもので、VodafoneのIoTグローバルプラットフォームおよびコネクティビティと、ArmのIoTソフトウェアおよびネットワーク・サービスを組み合わせることで、プログラム可能なネットワーク接続型のシステム・オンチップ(SoC)設計を実現し、従来型のSIMカードを不要にする。
両社は、これによって顧客企業が数多くのIoTデバイスを世界中の市場に安全に導入し、プロビジョニングと管理をリモートで行いつつ、コストと複雑性を軽減できるとしている。
また、同提携合意によるNB-IoTとLTE-Mのテクノロジーを活用したデバイスのリモート・プロビジョニングのもと、世界中のアプリケーション・プロバイダーやサービス・プロバイダーに対して、標準規格をベースとしたセキュアでオープンな導入環境を提供する。
Arm Kigen iSIMによって、IoTデバイスをグローバルに導入する企業は、単一のIoT製品を開発し、それを世界中の地域に出荷して現地のネットワークに接続・実地配備する手段が得られる。一方、VodafoneのIoTネットワークによって、企業はVodafone IoTプラットフォームもしくはArm Pelion IoTプラットフォームを通じて、IoTデバイスを接続できる。
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