株式会社ソラコムは、「SORACOM LTE-M Button」シリーズにおいて、セルラー LPWA LTE-M通信内蔵で接点入力が可能な「SORACOM LTE-M Button Plus」を発売した。
ソラコムが提供するボタンデバイス「SORACOM LTE-M Button」シリーズは、2018年に提供開始された低電力消費のセルラー LPWA通信規格であるLTE-Mを利用することで、ネットワークの敷設不要、かつ単4電池2本で動作するボタンデバイスである。
今回新たに接点入力を備えることで、例えばドアや窓、ゲージなどの開閉状況や、浴槽やタンクなどの水位チェック、人感センサーなどのデータを連携することができる。また、SORACOMプラットフォームが提供するアプリケーションサービス「SORACOM Beam / Funnel / Harvest」を利用することで、ボタンデータの収集・蓄積や、データ転送、クラウド連携がスムーズに可能だという。
開発者は、同製品を利用することで、デバイス・ネットワークを別々に準備する必要はなく、クラウド連携が容易、用途に合わせてボタンのアクションをカスタマイズすることですぐに使い始めることができる。また、ユーザー側も押すだけで誰もが使うことができ、人や車の呼び出しやエラーの通知などで利用することで現場のデジタル化に貢献できる。
さらに、同製品と無電圧対応のセンサーを組み合わせて使うことで様々な用途のシステムに活用でき、既に設置された装置に蓄積されたアナログ値のセンサーからのデータも、マイコンにデータを連携した後、リレー経由で同製品に電気信号を送ることで利用が可能である。
なお、同製品は1台7,380円である。
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