日本電気株式会社(以下、NEC)と楽天グループの楽天モバイル株式会社は、4Gネットワークの運営におけるビジネス支援システムおよび運用支援システムのソリューションで協業してきた。
このほど、楽天モバイルはNECを第5世代移動通信システム(以下、5G)の基地局装置の無線機ベンダーとして選定し、連携して完全仮想化クラウドネイティブネットワークに対応した5GオープンvRAN(仮想化RAN)の構築を進める。
楽天モバイルは現在、完全仮想化クラウドネイティブネットワークを構築し、移動体通信事業者として2019年10月のサービス開始に向けた準備を進めている。さらに、2019年4月には総務省から5Gの導入のための特定基地局の開設計画の認定を受け、2020年6月の5Gサービス開始を目指している。
同連携により、両社は3.7GHz帯周波数の超多素子アンテナを搭載した小型・軽量・低消費電力な5G無線機を共同で開発し、NECが国内で製造する。これらの無線機を通じ、3.7GHz帯周波数を利用した各種5Gサービスを提供するとともに、28GHz帯周波数との組み合わせにより、利用者の需要に合わせた5Gサービスを展開していくとした。
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