昨今、顔認証技術は、特にセキュリティー上の理由から、望ましい認証手段として携帯電話のユーザーによって急速に広まっている。携帯電話以外の製品の製造業者は、顔認識がもたらす利便性およびセキュリティ上の利点を活用することに注力している。
このような中、amsの日本法人amsジャパン株式会社は本日、深層学習をコア・コンピタンスとするAI企業MEGVIIと、あらゆるタイプのスマートなコンシューマーデバイス/商用デバイスに向けて、完全プラグアンドプレイの3D顔認識ソリューションを共同で開発および促進するためのパートナーシップ契約を締結したことを発表した。
新しい了解覚書(MoU)に基づき、両社は、ユーザーの携帯電話から完全に独立した、スマートホーム、スマートリテール、スマートビルディング、およびスマートセキュリティのアプリケーションのための、既製の顔認識システムを提供する予定である。
開発中の統合型ソリューションは、MEGVIIによる奥行きマップの生成と顔認証のためのソフトウェアと、amsの実績ある垂直面発光レーザ(VCSEL)エミッタモジュールを組み合わせている。これにより、屋内と屋外両方の明るさの条件下で、非常に頑強な性能を持つ3Dアクティブ・ステレオ・ソリューションを生み出した。さらに、このソリューションは高いセキュリティ基準を満たすことから、例えばPOS端末など顧客の支払いシステムでの使用に適している。
この新しいソリューションは、様々な製造元が提供する幅広いアプリケーションプロセッサと互換性があり、スマートロック、アクセス制御機能、決算端末といった組み込みシステムへの顔認識の導入にかかる開発時間、リスクおよび労力を大幅に削減する。
両社は2019年末までに、共同ソリューションを市場へリリースする予定とした。
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