株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(略称:エネコム)は、IoTプラットフォームを提供する、FogHorn Systems社と、エッジ・クラウドハイブリッド型IoTアプリケーションおよび解析プラットフォーム「FogHorn(フォグホーン)」のサービス提供について、平成28年2月16日、基本合意したと発表した。
近年、企業においては、従来より繋がっていた「データ」・「プロセス」・「ヒト」に加え、設備や機械などの「モノ」をインターネットを介して結び付けることで、品質やコストだけでなく、事業そのものにも新しい価値を生み出す、IoTサービスの活用ニーズが高まっている。
しかし、その一方で、データ集約先としてクラウドを活用するにあたり、ネットワーク基盤を高負荷にするなどの問題も発生している。「FogHorn」は、通常クラウド側で集約されている機能を最適化するとともに、アプリケーションを現場(エッジ)まで持ってくることで、現場に必要なアクションは現場で完結させることを実現し、安定したIoTサービスを提供することができる。
<「FogHorn」サービスの利用事例>
・設備の状態監視に基づく故障予知検知
・サプライチェーンのトラッキング(監視)に基づく安定供給
・動線分析に基づくスタッフ配置の最適化
・電力等エネルギーのマネージメントによる電気利用の効率化
同サービスは、客へのヒアリングによるニーズ確認を行い、IoT環境構築についてのご提案と基本的なコンサルテーションを実施した後、客の環境へ実際に「FogHorn」を試験導入し、ニーズの実現性を検証後、提供を開始する。
同社は、これまでに培った情報通信技術を融合した新しいICTサービスの拡大と、IoTを活用した社会の到来を見据え、平成27年10月に広島県が実施した「広島県ビジネスネットワーキング」に参加し、アメリカ・シリコンバレーにあるFogHorn Systems社を訪問した結果、エネコムの方針に合致した同社との企業提携を進めることとなった。
【関連リンク】
・エネコム(Energia Communications)
・フォグホーン(FogHorn)
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