海洋関係の土木工事・港湾施設の建設工事現場では、海洋工事独特の転倒や熱中症、有毒ガス、落水などの危険がある。そこで、東洋建設株式会社とアイフォーコム・スマートエコロジー株式会社は共同で海洋関係の土木工事・港湾施設の建設工事現場に従事する人の労働環境と行動を把握するIoTを活用した「みまもりサービスSea Rescue」を開発した。
「みまもりサービスSeaRescue」は、作業者周辺の温度・湿度や、各現場近傍の気象データから算出したWBGT値を元にした各作業者の熱中症危険度を把握することに加え、脈波の検知、有毒ガスの検知が可能で、作業者や管理者へ注意喚起する事ができる。
また、現場作業者が装着した小型加速度などのセンサーの情報により、転倒や落水などの作業者の動きを数値化し、作業者の異常を近くにいる別の作業者や管理者へ知らせ、情報共有することで適切な対応が可能となる。
同製品は、落水など作業者の環境や状況の迅速な見守りを目的としており、労働災害の発生低減に貢献する。また、センサで取得したデータはクラウドサーバ上で蓄積され、そのデータを基に個々の作業員の危険行動や熱中症警報の精度向上など事故発生要因の分析に役立てることができる。
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