昨今、標的型攻撃メールの蔓延やセキュリティソフトの検知を事前に回避して侵入の痕跡を残さず巧妙にふるまうマルウェアなどが登場し、組織にとってより高度な脅威に対する情報収集、分析が不可欠になっている。
一方で、脅威情報の収集には年間数千万円という費用がかかる。また、新旧の脅威情報を収集、分析して意思決定を支援するサイバーセキュリティの専門家が必要とされるものの、脅威の高度化や事業環境の変化によって複雑化、多様化し、対応の遅れから対策が後手に回りシステム管理者に多くの負荷がかかっている。
このような中、東京エレクトロンデバイス株式会社(以下、TED)はSeclyticsと販売代理店契約を締結し、攻撃元のIPアドレス及び攻撃の種類を予測し、その攻撃者に関する情報を提供できる脅威情報サービス「Seclytics Attack Prediction Platform(以下、Seclytics APP)」を本日から販売開始した。
「Seclytics APP」は、独自の手法で入手した新規に取得されたIPアドレスの情報/ドメイン取得情報/BGP情報/DNSレプリケーション情報などのインターネット上の情報に対して機械学習を通じて悪意のある脅威先の検出を行い、攻撃に用いられるIPアドレス及びCIDR情報を攻撃の種類とともに脅威情報を提供するサービスだ。「Seclytics APP」は平均51日前までに攻撃予想を提供するため、システム管理者は攻撃予想に基づいた対策が可能になる。
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