これまで、クラウド温度管理は、接触型で室温等を測定する温度センサが主体であった。今回、スペクトラム・テクノロジー株式会社は、非接触型で特定の対象物の温度を測定できるサーモセンサ開発キットを提供する。
サーモセンサ開発キットは、非接触型で赤外線を使用した温度センサで、対象物の温度を、グラフとサーモセンサ画像でリアルタイムに表示する。
同キットは、AWS IoT開発キットと組み合わせて使用する。AWS IoTでは、インターネットに接続されたモノ(センサー、アクチュエーター、マイクロコントローラー、スマート家電などのデバイス)とAWSクラウドとのセキュアな双方向通信が可能になる。これにより、複数のモノからテレメトリデータを収集し、保存して、分析ができる。AWS IoTイベントを活用し、設定した温度を超えた場合等にアラームメールを送信する。
また、MQTTのサブスクライブ機能により、遠隔地で、サーモセンサ画像をリアルタイムに表示できる。さらに、DynamoDBのデータをCSVで外部に取りだし、CSVによるサーモセンサ画像を再生できるため、アラーム発生時のサーモセンサ画像の事後確認を行うことができる。
サーモセンサ開発キットは、食品輸送時の温度管理、食品製造時温度管理(パン、お酒、お茶)、機械の故障予知(回転部の温度測定)、人検知などを可能にする。
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