従来、様々な電子機器製品をIoT化するには、製品に合わせてIoT化の仕様を決定し、必要な機能を製品に直接組み込む必要があった。
そこで、NetCONNECT株式会社は、様々な製品をIoT化できる「NetSWITCHカートリッジ」を発表した。NetSWITCHカートリッジは、IoTに必要な通信機能、制御機能、セキュリティ機能などワンストップで備えた汎用型のカートリッジデバイスである。
このカートリッジを採用した製品は、カートリッジを対応ソケットに差し込み、アプリを使ってアクティベートを行うと、インターネットを通じて製品を遠隔操作することができるほか、センサデータ、ログデータなどの収集が可能となる。
また、カートリッジを差し込まない限り従来通りの操作が可能なため、IoTが必要でないユーザは無駄なコストをかける必要がなくなる。そのため、メーカー側ではIoT専用製品を開発する必要がなく、NetSWITCHカートリッジ対応スロットを用意するだけで済むため、開発コスト、製造コストなどのコストダウンを図ることが可能となる。
さらに、独自のデバイス、クラウド間通信技術を持つことにより、一般的なモバイル通信環境においても、200ミリセカンド以下での応答性と言った、リアルタイム制御が可能となる。今後出てくる5G通信配下においては、数十ミリセカンドでの低レイテンシ制御が期待できる。
クラウド側では、APIを利用することにより、スマートスピーカーや各種センサーなど様々なシステムやデバイスと連携することができる。ゲートウェイを介することなくクラウドと直接接続されるため、よりセキュアな環境を実現する。
なお、NetSWITCHソリューションは、機器のスイッチ回路に割り込むスイッチエミュレータを搭載しているため、スイッチがついている様々な民生用、産業用電子機器に対応可能である。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。