近年、高速なLTE通信モジュールが普及し、安価なLPWAが登場したことでIoTの裾野が広がり、IoTの普及期に入ったと言われている。そこで株式会社YE DIGITALでは、今までIT技術と距離を置いていた現場にもIoTが更に浸透していけるよう、新たな技術に対応し、より早く・安く・導入しやすい、より身近な形でデータ収集が行える通信機器をラインアップに加える。
具体的には、主力製品の1つであるIoT/M2M通信機器「MMLink シリーズ」に、LPWAやWi-Fiに対応した2つの製品を追加し、2020年3月に発売を開始する。
- MMLink-LTM(LPWA対応アナログコンバータ)
電池駆動可能で防塵防滴に対応している。アナログ入力に対応した通信機器は、屋外に設置されたものの監視に適している。2019年11月にJA西都の重油タンク残量監視システムに先行して導入され、ビニールハウスの外にある重油タンクに設置され使用されているが、今回量産体制が整い、一般販売開始となった。 - MMLink-IR611/615(マルチキャリア対応 Wi-Fi付き LTEルータ)
W-Fi接続が可能な通信機器で、対象機器との配線が不要だ。システム構成の変更や追加が多い現場に最適しており、主に工場内の設備監視として利用される。産業IoT分野のネットワーク機器メーカInHand Networksとの共同開発製品で、同社のIoT/M2M通信機器「MMLink シリーズ」のラインアップとして提供する。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。