各産業においてクラウドファーストが浸透し、AI・IoTといった要素技術と結び付け、DXの実現を目指す取り組みが加速している中で、地図情報を活用したビッグデータの可視化や正規化、移動や配送ルートの最適化など業務活用へのニーズが高まっている。
株式会社ゼンリンは、時空間データベース(※)を活用したAPI「ZENRIN Maps API」を提供開始した。
ZENRIN Maps APIは、道路地図から住宅地図までの地図情報と、それに付随する属性情報を一気通貫で提供するAPIである。過去から現在における建物属性情報・施設情報・各種統計データなどを地図基盤に搭載している。様々なコンテンツ表示や検索機能、過去情報等を活用して地域の変遷を捉える事で、対象エリアの状況把握に活用できる。
また、ゼンリンの保有する過去住所や地番情報、建物名称等のコンテンツを活用し、企業の保有する住所情報を正しい住所に変換することで、より正確な位置情報(住所・座標)を提供する。さらに、現実世界の建物やテナントなどに独自ID(ZID)を付与し、時系列で管理することができる。これにより、建物の生成や消滅といった変化情報の、時間軸に沿った把握が可能になる。
ZENRIN Maps APIの機能群を組み合わせ、住所情報をクレンジングし、ゼンリン独自のIDを付与することで、企業が保有する様々なデータの可視化や分析に使えるデータへの変化をサポートする。様々な変化情報を把握できるほか、データのメンテナンスにも有効とのことだ。
※ 時空間データベース:ゼンリンが全国の調査網により収集した様々な情報を一元管理し、最新の情報を企業にとって最適な形で提供可能なデータベース。
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