株式会社ソラコムは、IoT向けデータ通信サービス「SORACOM Air」の契約回線数が400万回線を突破したことを発表した。なお、契約回線数は、海外法人からの提供を含むSORACOM Airの総回線数契約回数を指す。
ソラコムでは、米国と英国を拠点にグローバル展開を強化している。世界140以上の国と地域で利用できる「SORACOM IoT SIM」は、ひとつの国でも複数の通信キャリアでつながる広いカバレッジを提供することから、特にウェアラブルデバイスや位置情報を使ったトラッキングの分野での利用が増加している。契約回線数400万回線のうち100万回線以上が、このような海外の企業の利用によるものだという。
Pebblebeeでは、首輪に取り付け可能な小型トラッカーを開発して提供している。また、SORACOM IoT SIMでは従来のカード型に加えて、機器に組み込むことができる小型のチップ型SIM(以下、eSIM)も2017年から提供しており、セルラー回線数の5割以上がeSIMを活用しているとのこと。さらに、コンシューマー製品のライフサイクルやグローバル展開を踏まえた機能も提供し、製品の開発をサポートしている。
ポケトーク株式会社のAI通訳機「ポケトーク」にはeSIMを内蔵しており、世界130以上の国と地域でサービスを提供しているほか、株式会社ミクシィの子ども用みまもりGPSサービス「みてねみまもりGPS」では、SORACOMのサービスとeSIMを組み合わせてデバイスの認証と通信の暗号化を行うことで、セキュリティの強靭化と同時に機器の開発やキッティングの手間をオフロードしている。
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