日本電気株式会社(以下、NEC)は、ローカル5G向け商品としてユーザデータのトラフィック処理を行うUPF(User Plane Function)機能とAI等のアプリケーションを制御するMEC(Multi-access Edge Computing)機能を統合した、「ローカル5G用UPF(MEC統合版)」を商品化し、2022年12月23日より販売開始する。
なお、NECはエッジ機器やアプリケーション、ソリューションなどを「NEC Edge Platform」として提供しており、今回の新商品は、この「NEC Edge Platform」のラインアップを強化するエッジ機器だ。
新商品は、ローカル5GのUPFとMECを同じサーバ上に統合しリソースを有効活用することにより、ローカル5G環境を構築する際の機器導入コストを、従来比約19%低減する。加えて、シンプルなシステム構成により迅速なシステム構築ができ、収容スペースも約1/3削減することができる。
新商品は、「Express5800/R120h-2M」のサーバ本体一式に、1年または5年(標準時間)の保守サポートをセットにした「LinuxサービスセットRed Hat Enterprise Linux-EX-(v.8)(2ソケット)」および仮想UPF機能をインストールして提供する。
サーバ本体は、BTOによりメモリ/ディスク容量やGPU(AIアクセラレータ:NVIDIA T4)の搭載を選択できるため、映像解析AIといったアプリケーションとセットで利用するなど、利用環境に合わせて効率的な商品構成で導入することが可能だ。
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