富士通コンポーネント株式会社は、ルネサスエレクトロニクス株式会社と共同で、新たな人感センサを開発した。
新たに開発された人感センサは、富士通コンポーネントの24GHzレーダセンサと、ルネサスのMCUおよびそのMCUに搭載するエッジAIソフトウェアによって構成されている。
エッジAIソフトウェアは、ルネサスの機械学習モデル生成ツール「Reality AI Tools」を利用して開発されており、人の在否などのデータを元に生成した機械学習モデルを用いて、人の動きを判定する。
従来、24GHzレーダセンサを応用した人感センサを開発するためには、レーダの出力信号解析に関する基礎研究や理論に基づいたアルゴリズム開発が必要であったが、ルネサスのMCUと機械学習モデル生成ツール「Reality AI Tools」を利用することにより、比較的短時間で実用的なセンサーを開発できるようになったのだという。
なお、今回発表された人感センサのプロトタイプは、2023年5月10日~12日に開催される第7回 AI・人工知能 EXPO(春)の「小さく始めるAIパビリオン」と、5月31日~6月2日に開催される「Smart Sensing 2023」に、それぞれ出展される予定だ。
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