日産自動車株式会社は本日、同社が開発している運転支援技術を搭載した試作車が、交差点で緊急回避操作を自動的に行うデモンストレーションを公開した。
この運転支援技術には、緊急回避性能の向上につながるLiDAR(ライダー)が活用されており、周囲の情報を正確に捉え、瞬時に判断し、危険を回避する。
このデモンストレーションでは、信号や標識を見落とした車両が目の前に現れたときには、相手の位置や速度の変化を計測し、必要なブレーキ操作を瞬時に判断して、衝突を回避した。
なお、急ブレーキを作動させた後も、危険を回避し次第ブレーキを解除するなど、状況の変化に対応する。
日産の研究・先行開発を担当する専務執行役員の浅見孝雄氏は、「高性能な次世代LiDARを活用した衝突回避技術の開発は、2020年代半ばまでの完了に向けて順調に推移しています。」と述べた。
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