NTN株式会社は、軸受の異常を検知する「NTNポータブル異常検知装置」の測定・分析データに基づく診断結果を、顧客に報告するレポートビジネスを開始した。
「NTNポータブル異常検知装置」は、設備の振動測定や周波数分析を行うことにより、軸受の異常検知や損傷部位の推定を可能とするデバイスだ。
振動や異音が気になる設備に取り付けることにより、その場で測定と分析が可能。加えて、専用アプリをインストールしたスマートデバイスで、データの解析や管理をすることが可能だ。
今回発表されたレポートビジネスでは、「NTNポータブル異常検知装置」の測定データを基に分析された診断結果をレポートとして提供する。
なお、「NTNポータブル異常検知装置」を自治体の上下水道設備向けに提案したところ、配水ポンプやモータなどの測定データにおいて、顧客の通常の機械保全の方法では認識できない軸受の軽微な異常振動を発見することができたのだという。
その結果、分析や診断結果をもとに新たに修理計画を立てることで、軸受の故障を未然に防ぐことができた。
NTNはこのサービスで蓄積した測定や分析に関するノウハウを活用し、「サービス・ソリューション」分野のさらなる展開につなげていくとしている。
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