株式会社ハレックスは、同社が提供する地理情報システム(以下、GIS)向けの次世代気象データ提供API「HalexSmart!」のデータラインナップに、「過去データ版」を追加し、2024年6月からの提供開始を発表した。
「HalexSmart!」は、GISに気象情報を取り込む際に必要となるデータ加工処理をハレックス側で行った上、そのデータをAPIにて配信しているサービスだ。
「HalexSmart!」はGISを利用する企業に活用されており、利用者から「過去の気象データもGISに重畳して利用したい」という要望から、今回「過去データ版」の提供を開始することになったのだという。
「過去データ版」では、過去に遡った気象データをGIS上で活用でき、他のデータと掛け合わせることで多面的な現象の把握や対策の検討に活用できる。
過去の遡り提供期間は、気象要素に合わせて「過去90日前~リアルタイム」「前年1月1日~リアルタイム」の2種類を設定している。
利用目的としては、過去の気象災害時のデータを元に自然災害リスクをGIS上で再現したり、GISを利用した地区開発計画や各種設備の適地選定を行う際の気象面でのリスク検証に利用したり、ベクタータイルに内包した定量化された気象情報をGIS上での統計処理に活用したりなどを、企業や自治体が行うことが想定されている。
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