株式会社コンテックは、パソコンからUSB経由でCAN通信を増設するユニットを開発し、「CAN-2-USB」として、2024年4月16日より販売を開始した。
「CAN-2-USB」は、パソコンのUSBポートに接続して、CAN通信機能を拡張するCAN/USBコンバータユニットだ。
CAN2.0B通信に準拠し、最大1Mbpsの通信速度に対応している。USB Type-Cポートを搭載しており、ホストからバスパワーで動作可能だ。なお、10-32VDCのワイドレンジ電源に対応しており、USBのバスパワー以外の電源環境でも使用可能だ。
また、自動車ECUの診断プロトコルであるSAE J2534に対応しており、自動車メンテナンス時の診断や、ECUプログラミング時の通信インターフェイスとして使用できる。
さらに、ローレベルのデータ送受信に対応したAPIも用意しており、自動車部品検査、ECU検査時のCAN通信デバイスとして利用することが可能だ。
加えて、コンテックがWebサイトで提供しているデバイスドライバAPI-TOOLを使用することで、Windowsの各アプリケーションが作成できる。
コンテックは今後も、EV含む自動車製造現場における部品検査、ECU検査、及びメンテナンス分野向けCAN通信製品を拡充していくとしている。
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