アンリツ株式会社は、25MHzから1GHzの周波数範囲で、最大150Wの平均電力測定値の測定が可能な通過型パワーセンサ「MA24103A」の販売を開始した。
「MA24103A」は、無線機からの送信出力電力とアンテナなどから反射してくる反射電力など、2方向の電力を同時に測定できるセンサだ。
同社の従来品「MA24105A」ではカバーしていなかった1GHz以下の周波数帯に対応し、航空無線や鉄道無線、警察や消防、河川管理など、1GHz以下の周波数帯を使用する業務用無線の電力測定が可能となった。
また、稼働中の無線信号を運用状態のまま監視することができるため、無線システムのダウンタイムを最小限に抑えることができる。使用可能な温度範囲は0°C〜55°Cで、フィールドでの使用に適している。
なお、「MA24103A」で取得した測定結果は、アンリツのハンドヘルドスペクトラムアナライザもしくはPCと接続して確認することが可能だ。
対象用途としては、市町村の防災無線や業務用無線や、鉄道の自動制御システムなどが挙げられている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。