株式会社ウェザーニューズは、気象アプリをビジネス向けに展開する「ウェザーニュース for business」にて、新たに「超高解像度モデル」の提供を開始した。
「ウェザーニュース for business」は、お天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張した、法人向けSaaS型サービスだ。企業の防災策やBCP対策、施設管理、作業可否判断、イベント運営などに向け、気象情報を提供している。
今回新たに追加された「超高解像度モデル」は、ビル風などの局地的な強風を5mメッシュの高解像度で1時間ごとに34時間先まで細かく予測するものだ。
またこのモデルには、建物や周辺環境の情報を含む3次元データを入力することで、複雑な市街地の風の流れをシミュレーションする機能も備えている。
局地的な強風は、工事現場の足場を崩したり、屋外に設営されたテントを吹き飛ばすなどの事故につながる可能性があるため、事前に強風のリスクを把握することで、建設作業や不動産管理、屋外イベントの安全対策に役立てることが可能だ。
加えて、「超高解像度モデル」の風予測は、地上付近から上空150mまで企業のニーズに合わせた高さで算出できる。
なお、風の他にも、時間や場所によって大きく変化する市街地の日陰や暑さ指数(WBGT)についても、実用化に向けた予測と検証を行なっているとのことだ。
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