アドバンテック株式会社は、コンパクトなエッジAI推論システム「AIR-150」の発売を開始した。
「AIR-150」は、第13世代Intel Coreモバイルプロセッサと、AIエンジン「Hailo-8」を搭載した産業向けシステムだ。本体は幅156x奥行き112x高さ60mmで、-20度~60度の使用温度範囲に対応しているほか、IEC(国際電気標準会議)規格にも準拠している。
また、1秒間に26兆回の演算性能のAI処理演算が実行できるほか、さまざまな業界のアプリケーションに導入できるよう、「COM」「USB」「LAN」「M.2 E-Key」などのI/Oポートを搭載し、拡張と接続性を備えている。
なお、アドバンテックが提供するAI開発ツールキット「Advantech Edge AI SDK」には、「Hailo-8」用のランタイムSDKHailoRTが収録されている。このSDKを活用することで、異なるプラットフォーム間であっても変換できるため、既存のプラットフォームから「AIR-150」へ統合することが可能だ。
また、「データフロー コンパイラー」や「マルチストリーム オブジェクト検出」「距離セグメンテーション」「分類」「姿勢推定」など、いくつかの事前トレーニング済みモデルのサンプルが収録されているTAPPASも付属しているとのことだ。
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