株式会社アークエッジ・スペースは、人工衛星の姿勢及び軌道を制御するための基幹部品である、姿勢決定制御サブシステム(ADCS: Attitude Determination and Control Subsystem)における、国産化システムの開発を完了したことを発表した。
この姿勢決定制御サブシステムは、6Uサイズなどの小型衛星に搭載できるよう設計されており、高度な姿勢制御が必要となる地球観測や広帯域通信向けの小型衛星に適した高精度ユニットと、IoTデータ収集などに向けて経済性を高めた汎用型ユニットとして、それぞれを最適化させている。
トップ画は、3U〜6U衛星用低価格版ユニット(左図)と、6U〜12U衛星用高精度版ユニット(右図)だ。
今後は、アークエッジ・スペースの小型衛星コンステレーション構築などに活用していくとしている。
なお、このシステムは、経済産業省の委託事業において、アークエッジ・スペースのとりまとめのもと、セーレン株式会社、三菱プレシジョン株式会社、シナノケンシ株式会社、株式会社コシナ、株式会社イメージ・テック、一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 中須賀・船瀬・五十里研究室との連携により実現したものだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。