TOPPANデジタル株式会社は、UHFとNFCの2種類に対応可能な開封検知機能付きICタグラベルを開発し、医療医薬業界を中心に2024年10月より販売を開始する。
従来は、物流在庫管理などの長距離管理はUHFのラベル、医者や患者による医薬品の真贋判定・商品情報の閲覧などはNFCラベと、用途に応じてそれぞれ別のラベルを用いていた。
そこで今回発表された製品では、トレーサビリティ用途などで要求される一括読み取り・長距離通信が可能なUHFと、スマートフォンで読取りが可能なNFCの2種類の周波数帯に対応し、いずれの周波数でも製品の開封検知が可能だ。
これにより、製品開封時における回路部の切断前後で読み取りデータが変化し、断線・開封を検知することができ、医薬品や医療機器の正確な使用開封確認を実現する。また、長距離での物流在庫管理から医者・患者の手元のスマートフォンによる商品情報の閲覧までを行うことが可能だ。
今後は、医療医薬分野だけでなく、高級消費財などへの拡大も進めていく計画だ。
なお同製品は、9月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「第26回 自動認識総合展」のTOPPANブースにて展示される。
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