サイバートラスト株式会社は、米Quadric Inc.が提供するエッジAI用プロセッサ「Chimera GPNPU」に対応し、長期利用可能な組込みLinuxのオプション「EMLinux for Edge AI」の提供を、2025年1月より開始すると発表した。
「EMLinux for Edge AI」は、Quadricの「Chimera GPNPU」の動作検証支援、OSの10年間の長期サポートと脆弱性パッチの定期提供、SBOM生成と脆弱性チェック機能、エッジAI利用のためのパッケージカスタマイズ、セキュリティ設定、セキュアブート、暗号化対応、エッジAIを利用する入出力インターフェース対応、AIモデル、学習データ用署名検証ツール(順次対応予定)などの機能を有している。
さらに、電断対応ファイルシステムや高速起動、ホワイトリスト型アプリケーション実行制御エンジンと組み合わせた追加機能や、半導体メーカ各社のエッジAI用アクセレレータやプロセッサのサポートも順次提供する予定だ。
今後提供予定のAIモデルおよび、学習データ用署名検証ツールにより、多角的な認証による真正性の確認や暗号化による機密性の確保、電子署名による改ざんの有無の確認が可能になるとのことだ。
さらに、認証認可の仕組みを提供し、クラウドと連携したエッジAIを組み込むスマートエッジ機器のライフサイクルを通じて、安心安全に最新のAIモデルをアップデートする。
今後サイバートラストは、Quadricなどとの協業を通じて、将来的により自由なエッジAIの活用に向けた安全なマーケットプレイス実現のための認証、実行プラットフォームの確立を目指すとしている。
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