ラティスセミコンダクターは、Lattice Developers Conference 2024にて、新しい小型FPGAプラットフォーム「Lattice Nexus 2」など、効率的なFPGA開発をサポートする製品を発表した。
「Lattice Nexus 2」は、TSMCの16nm FinFETプロセス技術で構築されており、低消費電力で効率よくデータを処理するほか、セキュリティ機能が強化された小型FPGAプラットフォームだ。効率的な処理、ブリッジング、制御機能が必要とされるエッジ・アプリケーションにおける需要の拡大に対応する。
「Lattice Nexus 2」は、複数の新製品ファミリを開発できる拡張性を持たせて構築されており、「Lattice Nexus 2」をベースとした最初の製品である「Lattice Certus-N2」を皮切りに、順次製品をリリースする予定だ。
なお、「Lattice Certus-N2」は現在サンプル出荷中で、最新版の設計ソフトウェア「Lattice Propel」と「Lattice Radiant」でサポートされる。
さらに、「Lattice Radiant」と「Lattice Propel」の新バージョンも併せて発表された。新バージョンでは、最新の「Lattice Nexus 2」「Lattice Certus-N2」「Lattice Avant」製品をサポートし、RISC-Vバリアント、改良されたデバッグ、電力計算などの新機能が追加された。
また、ラティスはエッジAI「Lattice sensAI」、組み込みビジョン「Lattice mVision」、ファクトリ・オートメーション「Lattice Automate」、車載設計「Lattice Drive」の4つのソリューション・スタックのアップデートも発表した。
アップデート内容としては、アプリケーション固有の機能強化による性能の向上、IP、デモ、リファレンス・デザインの拡充が挙げられている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。