テュフ ラインランドは、欧州のLoRa認証プログラムにおいて第三者認証試験機関に認定された。テュフ ラインランドは、今後、取組むべき大きな目標テーマとして、「ワイヤレス/IoTグローバル事業戦略2020」を掲げており、今回発表する欧州の取組みに続き、今後、米国およびアジア地域でもLoRa認証試験サービスを拡大する方針だという。
LoRaアライアンスは2015年3月に創設されて以来、急速に成長を遂げた非営利の組織で、現在330以上の会員を擁している。アライアンスメンバーは、密接に協力し、経験を共有することで、LoRaWANプロトコルを安全でキャリアグレードなグローバル・スタンダードとして推進している。静的およびモバイルのネットワークに対応するなど、多様なIoTアプリケーションに対して技術的な柔軟性を持ち、相互運用性を保証する認証プログラムを有するLoRaWANは、すでに主要なモバイル・ネットワークの運営企業によって展開されており、2016年には広く普及すると予想されているという。
LoRaWANネットワークに使用されている技術は、従来であれば接続するには問題が多く、コストがかかりすぎていたものを、過酷な環境下でも、バッテリー駆動のセンサーを低コストかつ長距離で接続するように設計されている。ビルやタワーに配備されたLoRaWANゲートウェイは、10マイル以上離れたセンサーや地下に設置された水道メーターと接続することが可能。LoRaWANプロトコルは、他のLPWANでは対応できない双方向性、安全性、移動性、位置測定の正確性において、競争力が高いという特長がある。
【関連リンク】
・テュフ ラインランド(TÜV Rheinland)
・ローラ・アライアンス(LoRa Alliance)
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