測定機器メーカーの株式会社テクロックは、ものづくり現場における測定データをクラウド上で分析、集計し、スマホやPCでリアルタイムにモニタリングするIoTサービス「SmartMeasure」α版を開発した。
実現した新測定ソリューション「SmartMeasure」は、複数拠点で測定する寸法や硬さ等のデータをクラウド上で、統合、分析、集計を瞬時に実行し、データの分析結果をスマートフォンやPC等からリアルタイムで確認できるIoT測定ソリューション。ベトナム最大規模のICTリーディングカンパニーである「FPTソフトウェア」との共同開発によって、ものづくり現場の課題とされてきた様々なコストの削減を実現するサービスとなった。
ものづくりの現場ではこれまで、以下の課題があった。
- データ分析・集計に即効性がない
- 蓄積したデータの共有が不便
- 異なるデータフォームの統合が大変
- 紙によるデータの保管や管理が面倒
- データ記入、入力時の人為的なミスの発生
「SmartMeasure」の主な機能は以下のとおり。
- 各種測定機能に対応
デジタル機器、アナログ機器を問わず、現在利用の測定機器をそのまま使用できる。 - データの信頼性
データの欠損防止機能が付いている。 - アラート情報
閾値(いきち)判定や、上限・下限値を超えた場合のアラート表示機能、異常値を計測した場合のメール通知機能を搭載。 - SPC(工程性能分析)
データをクラウドに蓄積させておくだけで自動で分析・統計を出し、グラフも簡単に作成できる。 - リアルタイム表示
いつでも、どこでもスマートフォンやPCから工程品質をモニタリングできる。
【関連リンク】
・テクロック(TECLOCK)
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