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Bluetooth Special Interest Group(SIG)は12月7日、Bluetooth 5をブルートゥース技術の最新版として正式に採択したと公式サイトで発表された。最新版のブルートゥースでSIGは重視したのはIoT用途で必要とされる機能強化だった。
Bluetooth 5の主な改善点は従来より幅広い通信範囲、より高いスピード、より大きいブロードキャスト・メッセージ容量、よりよい相互運用性である。それに加えて、他ワイアレス技術との干渉を予防する技術が搭載された。次世代携帯機器を開発している専門家がBluetooth 5のスロット可用性マスクを使い、隣接周波数でありうる干渉が検出と自動的な予防ができるようになった。
4倍も拡大した通信範囲による家全体、あるいはビル全体での途切れにくい接続が期待される。さらに、同改善でブルトゥースは野外、産業分野といった新しい分野で使えるようになった。各環境と製品に要求される通信範囲、通信スピードやブロードキャスト能力が異なるため、Bluetooth 5をそれらに合わせることでデベロッパーに柔軟な選択肢を与える。
そして、帯域幅の2Mbpsまでの増加で、データ放送・受信に必要な時間は短縮し、モバイル機器の素早いファムウェア更新やIoTで使えるセンサーデータの高速なアップロードが期待される。また、高送信スピードでコネクテッド機器はよりよい応答性や高い性能が発揮できる。
プレスリリースによると、Bluetooth 5対応製品が2-6か月後に登場する。
Source:Bluetooth
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。