クアルコムは、3GPP仕様に基づく5G NR(New Radio)の相互接続性試験及びフィールトライアルをエリクソン社・SKテレコム社と実施する計画を発表した。
このトライアルは、5G NRの早期の検証と商用化に向けてエコシステムを推進し、3GPP Release 15に基づくインフラ及び端末によるタイムリーな商用ネットワーク立ち上げを可能にするものだという。
トライアルでは高い周波数帯の広帯域を利用しネットワーク容量の拡大とマルチギガビットのデータレートを実現する5G NR技術を示す。また、トライアルでは、高い周波数帯で見通しの効かない環境(NLOS = non-line-of-sight)やモバイル環境の端末でもブロードバンド通信を提供するアダプティブビームフォーミングやビームトラッキングに対応した3GPP 5G NR MIMO(Multi-Input Multi-Output)を採用し、5G NR仕様の一部であるスケーラブルなOFDM方式や新しい柔軟なフレームワークデザインを活用する。
相互接続性試験及びフィールドトライアルは韓国で2017年後半に開始される予定で、6GHz以下及びミリ波帯の両方を利用するグローバルな5GとなるRelease 15の一部となる3GPP 5G NR仕様に対応し、加速するものだということだ。
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