生体センサ技術のValencellと、電子機器に半導体を提供するSTマイクロエレクトロニクス(以下ST)は、生体センサを搭載したウェアラブル機器向けに、高い精度と拡張性を持つ開発キットを発表した。この開発キットは、STのターンキー・ソリューションである小型マルチセンサ・モジュール「SensorTile」とValencellの生体センサ・システム「Benchmark」を統合している。
SensorTileとBenchmarkの組み合わせにより最先端のウェアラブル機器で想定されるユース・ケースに対応した、最も使いやすいポートフォリオの実現を目指している。
SensorTileは、小型のIoT機器開発用モジュール(13.5 x 13.5mm)で、高性能の32bitマイクロコントローラ(STM32L4)、Bluetooth Low Energy通信用IC、高精度なMEMSモーション・センサ(加速度センサ、ジャイロ・センサ、地磁気センサ)、環境センサ(圧力センサ、温度センサ)、およびデジタルMEMSマイクロフォンを集積している。
STのSensorTile開発キットとValencellのBenchmarkセンサ技術の組み合わせは、ウェアラブル機器にすぐに実装できるValencellのPerformTek技術パッケージが活用でき、革新的なウェアラブル機器やIoT機器の試作・評価・開発を簡略化する。STのSTM32マイコンおよびセンサは、ValencellのBenchmarkセンサ・システムに採用されているが、今回はその協力を強化する。
【関連リンク】
・STマイクロエレクトロニクス(ST)
・valencell
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コンサルタント兼IoT/AIライター 人工知能エンジン事業の業務支援に従事するかたわら
一見わかりにくいAIの仕組みをわかりやすく説明するため研究中